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日本経済新聞　令和7年3月8日（土）より一部抜粋

　福岡県の人口は2月1日時点で509万2442人となっている。総務省の人口推計で2005年度（505万人）と比較すると約1％の微増だった。福岡市を中心とした「福岡都市圏」では増えてはいるものの、郊外の市町村では人口減少や高齢化が進む。県全体でみても21年以降は減少傾向となっている。

　全国の人口を見ると、05年比で約3％減少した。都道府県別では23年10月1日時点の人口推計で福岡が初めて北海道を抜き、全国8位の人口規模となった。

　県の人口の半分以上は福岡市を中心とした筑紫野市、春日市、新宮町などの10市7町で構成する福岡都市圏に集中している。福岡都市圏の人口は2月1日時点で265万7446人。05年と比べると20年で約35万人増加した。県の人口に占める割合は52％となり、20年前から7㌽増加した。

​　一方で郊外は人口減少による過疎化が続く。東峰村では20年で人口が4割近く減少。高齢化率は24年に48％と10㌽以上上昇した。福岡市、北九州市に続く第3の都市である久留米市も2月1日時点の人口が29万9663人となり05年の合併後初の30万人を割った。